2011年1月8日土曜日

さようならしんちゃん

悲しいお知らせです。しんちゃんが亡くなりました。状況から見て交通事故と思われます。目撃情報では午前10時には元気に歩き回っていました。そしてお昼にはもうグラウンド前の道路に横たわって息絶えていました。大学構内の道路なのに、ひいた人は市役所への連絡さえせずに走り去ったのですね。まだ亡くなった直後で、寝ている姿と変わらなかったそうです。私が駆けつけた二時半にはまだ暖かく、硬直は始まっていませんでした。どうしても死んでいるというのが信じられず、東門近くの横山動物病院に駆け込みましたが、瞳孔も動かず、心肺停止状態でした。夕方四時過ぎに府中の慈恵院にご遺体を納めました。手足が冷たくなり始めていましたが、それでもまだ温もりが残っていました。
まだ若かったしんちゃん。新学期に大学に捨てられたからしんちゃんと名付けられたのでしたね。巨体に似合わず、人なつこく気の優しい猫でした。一昨年亡くなったすず姉さんを慕っていつも一緒にいましたね。すず姉さんが亡くなってからは引っ込み思案になりましたが、夕食時には毎晩元気な姿を見せてくれていました。自分を捨てた人も、轢いた人をも恨まず、慈恵院でお別れしたときも、静かに微笑んでいるかのように安らかなお顔で横たわっていました。
この世は理不尽なことばかりですね。しんちゃん、今ごろ大好きなすず姉さんと天国で再会していることでしょう。痛かったでしょう、しんちゃん。もう苦しまなくてすむのですね。どうか安らかに眠って下さい。

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