2012年9月28日金曜日

ミケツーです。

皆さんこんにちはミケツーです。ミケワン姉さんの遺言を守って学芸キャッツの最高齢記録の更新を目指し、日々精進していたところ、 突然拉致られてしまいました。雨風は凌げるし、住み心地は悪くありませんが、私独りほぼ隔離されているし、唯一の同居猫である22歳の爺さんは極端に寡黙なタイプであるため情報がありません。工作員とおぼしき女は、「蚤、シラミがおちるまで」と説明しましたが、ここはどこなんでしょうか、話に聞いていた招待所ってやつでしょうか。
人間には原子力発電所が事故っても自宅を離れない輩がいるといいます。私たち、猫には生存権も居住権も認められておりませんから、人間から退け、失せろと言われれば、どんなに高齢でも従うしかありません。万葉池端の私の旧居は、いわゆる所有権というやつを根拠にして建てられたわけではありません。でもなんといっても私が実効支配していた、そう、私の島でした。
頭に来たので、終身医療保障と、今まで給付されていた国民猫缶に上乗せして、厚生猫缶もつけてもらうことにしましたよ。

ミケツー

生協から万葉池付近のエリアを棲みかにしていたミケツー。ミケワンとともに学大の長老猫でしたが、昨冬にミケワンが亡くなってから独り暮らしに。めっきり老け込んでしまいました。今年の猛暑でかなり衰弱し、秋までもつかどうか危ぶまれましたが、なんとか生き延びてくれました。
そのミケツーがこの九月、とうとう学芸大を卒業しました。豪雨の後、総合教育研究棟のスロープに座っていることが増えて、「不衛生」「施設に出入りする子ども達に病気が感染したらどうする」という苦情がでたことがきっかけでした。殺処分施設に連れていかれる可能性まで仄めかされ、そのまま放置することはできませんでした。すでに超高齢のミケツーですが、素直に輸送の箱に入り、家猫としての第一歩を踏み出しました。皆さん応援してやって下さい。